激動の年月を経て、爆笑問題と浅草キッドの現在の関係は、確執を超越した「戦友」と呼ぶべき境地に達しています。爆笑問題が『サンデー・ジャポン』やタイタンライブの最前線で時事漫才の旗手を走り続ける一方、浅草キッドの2人もそれぞれ独自の道を切り拓いてきました。
水道橋博士が政治や表現の現場で波乱万丈の闘いを続ける際にも、太田光はラジオやテレビで時には辛口のエールを送り、互いの動向を常に注視し続けています。若き日の激情と憎悪は、同じ時代を命がけで駆け抜けてきた者同士の揺るぎない信頼へと昇華されました。
かつて深夜のライブハウスやラジオの電波越しにいがみ合っていた2組は、もはや互いを否定する存在ではなく、自分自身の芸人人生を証明するために不可欠だった「最高の鏡」として、互いの存在を噛み締めています。