ゲーム史において長らく「王者の独壇場」とされてきたこのジャンルに、近年明確な地殻変動が起きている。その筆頭が、格闘ゲームとしての競技性を突き詰めた『Rivals of Aether II』の世界的ヒットだ。前作のドット絵から一転、洗練された3Dモデルを採用しつつ、シールドや掴みといった要素を再構築した本作は、競技志向のコアゲーマーから熱狂的な支持を集めている。
一方で、ワーナー・ブラザースのキャラクターが一堂に会する『MultiVersus』のように、2vs2のチーム戦に特化した独自のゲームデザインで数千万人規模のプレイヤーを魅了するタイトルも定着した。各社が単なる模倣ではなく、独自の対戦体験を提示し始めたことが、現在のジャンル全体の躍進につながっている。