旅行者を直撃する現実的な障壁が、二次交通の不足だ。ハイシーズンにはレンタカーの予約が完全に埋まり、足元を見つめ直さざるを得ない状況が頻発する。路線バスは本数が限られ、市街地を離れれば流しのタクシーを捕まえることも極めて困難だ。
沖縄県庁の観光動態調査でも、離島部における移動インフラの確保は喫緊の課題として挙げられている。移動手段を持たない旅行者は行動範囲を大きく狭められ、結果として「見どころが少なかった」という印象を抱く。観光業が拡大する一方で、受け入れインフラのギャップが体験の質に影を落としている。