なぜ、数十年前に生まれた一瞬の映像が、今なお莫大な経済効果と話題を生み出し続けるのか。デジタルエンターテインメント産業の視点から見ても、『ドラゴンボール』という巨大IPの生命力は常識を遥かに凌駕している。
単なるキャラクタービジネスの枠には収まらない。親から子へ、そして孫の世代へとリアルな人間世界でも作品が受け継がれているのだ。当時の映画をリアルタイムで観ていた30代〜40代の世代が、今や自分の子供と一緒にスマホを操作し、App Storeからアプリをダウンロードしてゲームを楽しんでいる。作品内の「親子」の絆と、現実に生きるファンの「親子」の体験がシンクロする構造。これこそが、他作品の追随を許さない最強のロングセラーの秘密と言える。