祭りの活気や運動会の熱気の中で、最も視線を集めるのがビシッと決まった頭元だ。市販のゴム製や完成品のはちまきも便利だが、木綿の手ぬぐいを自分の手で丁寧に巻き上げたねじり鉢巻きには、独特の風格と品格が宿る。初心者が陥りがちな「途中で解けてしまう」「結び目が不格好になる」という悩みも、プロの基本手順さえ押さえれば一瞬で解決できる。
準備するものは一般的なサイズ(約34cm×90cm)の手ぬぐい1枚だけだ。まず、生地を平らに広げ、長辺を半分に折りたたむ。そこからさらに細長く3つ折りまたは4つ折りにし、帯状の基礎を作る。次に、両手で端を持ち、同じ方向へ均一な力で雑巾を絞るように強く捻り込んでいく。この「捻りの均一さ」こそが、長時間崩れない強度を生む最大のポイントだ。額の中央に当て、後頭部で固く結ぶことで、本格的な祭り衣装にふさわしい美しいフォルムが完成する。