通院の時間が取れず、まずはドラッグストアで対処したい場合、パッケージの「胃炎・胃痛」という文言だけで選ぶのは避けるべきです。症状のタイプに応じた有効成分を確認して選択する必要があります。
- 胃もたれ・お腹の張りがつらい場合:第2類医薬品の「クラシエ六君子湯エキス顆粒」や「ツムラ漢方六君子湯エキス顆粒」が有力な選択肢です。弱った胃の排出運動をサポートし、食欲を取り戻す働きが期待できます。
- 空腹時のみぞおちの痛み・胸焼けがある場合:H2ブロッカーである「ガスター10(ファモチジン)」などが候補となります。過剰な胃酸の分泌を抑え、荒れた知覚神経への刺激を和らげます。
- ストレスによる胃のキリキリ感・吐き気がある場合:「安中散」や「半夏瀉心湯」といった、神経性胃炎や自律神経の乱れに適応を持つ漢方処方が適しています。
ただし、市販薬を2週間以上連続で服用しても症状が改善しない場合や、体重減少・黒色便・嚥下困難といった「警告症状(Red Flags)」がみられる場合は、迷わず専門医の内視鏡検査を受ける必要があります。