『コード・ブルー』において冴島はるかというキャラクターが多くの涙を誘った最大の要因は、彼女が背負った過酷すぎる人生ドラマにあります。ファーストシーズンからセカンドシーズンにかけて描かれた、ALS(筋萎縮性側索硬化症)に侵された恋人・田沢悟史(平山浩行)との壮絶な闘病と別れの結末は、シリーズ屈指の号泣シーンとして今なお語り継がれています。
恋人の死に直面しながらもフライトナースとしての使命を全うしようとする凛とした姿、そして張り詰めた糸が切れた瞬間に見せた慟哭の演技は、比嘉愛未という女優の底力を世に見せつけました。その後、サードシーズンで藤川一男(浅利陽介)と心を通わせ、結婚、妊娠、そして流産という更なる試練を乗り越えていく過程は、単なる医療ドラマにとどまらない深いヒューマンドラマとしての厚みをもたらしました。