国道39号線を走り、層雲峡の峡谷美に目を奪われながら車を進めると、ふと現れるシックな建物。それが、地域特有の自然景観を守るために特別に作られた店舗だ。ここは単なる商業施設ではない。日本最大級の面積を誇る大雪山国立公園の特別地域内に位置しており、建築物の色彩やデザインに対して極めて厳しい行政基準が適用されている。
建設にあたっては、環境省が定める自然公園法に基づく景観ガイドラインを厳密にクリアする必要があった。その結果誕生したのが、通常の鮮やかなコーポレートカラーをあえて封印した景観配慮型店舗(ブラウン看板)である。木目調の外観と落ち着いたブラウンのサインボードは、紅葉の名所として名高い層雲峡の豊かな自然や重厚な岩肌と見事に調和している。株式会社セブン-イレブン・ジャパンが展開する全国の店舗の中でも、こうした特別な景観対応を施したモデルは非常に珍しく、建造物そのものがひとつの撮影スポットとして親しまれている。