手続きのオンライン化は劇的な利便性をもたらした。SHIBUYA CITY 公式プラットフォームとのアカウント連携により、スマートフォン一つで空き照会から決済までがシームレスに完結する。紙の申請書に押印していた時代を知る古参の利用者からは、隔世の感があるとの声が漏れる。
しかし、デジタル化は新たな格差も生み出した。スマートフォンの操作に不慣れなシニア世代にとって、瞬発力が求められるオンライン先着予約はあまりに敷居が高い。長年この場所で活動してきた地域サークルが予約を取れず、拠点を失いかけるケースも散見される。誰もが使いやすい公共インフラであるべきという大原則と、運用の効率化。その絶妙なバランスを取る作業は、今なお試行錯誤の渦中にある。