森の中を滑空するジップラインは、フォレストアドベンチャー最大のハイライトだ。しかし、この爽快なアトラクションにも死角は存在する。着地時の体勢不良による足首の捻挫や、前走者との衝突、着地マットへの激突といったトラブルは、業界全体で軽視できない頻度で発生している。
「自分の安全は自分で守る」というセルフディフェンスがアウトドアの原則であるとはいえ、一般のレジャー客に過度な自己責任を求めることには限界がある。スピードが出過ぎないためのブレーキ装置の改良や、着地ゾーンでのスタッフ配置の最適化など、利用者のミスを前提とした二重三重のフェイルセーフ設計が現場では常に求められている。