キャットストリートと明治通りが交差するこの界隈は、世界で最も感度の高いスニーカーヘッズとカルチャーフリークが闊歩するエリアだ。ここ原宿・明治通りにおいて、ハイパフォーマンスなランニングギア・ストリートスニーカーカルチャーが互いの境界を融解させている。
かつては機能性とファッション性は相反するものと見なされていた。しかし今のシーンは違う。トップアスリートがレース本番で履く厚底レーシングシューズが、モードなオーバーサイズセットアップの足元を飾る光景は、もはや原宿の日常だ。
店内のディスプレイも、その文脈を巧みに捉えている。過酷なフルマラソンをサブ2.5で駆け抜けるための超軽量ギアの真横に、洗練されたミニマリズムを纏ったストリートスニーカーが並ぶ。この鮮烈な対比こそが、東京の今を物語っている。