結婚と時を同じくして、二人のキャリアにも明確な転換が訪れた。新垣結衣は長年所属したレプロエンタテインメントとの専属契約を解消し、一部マネジメントを残しながらもフリーランスに近い自由度の高い活動形態を選択。星野源もまた、アミューズという強固な基盤を持ちながら、音楽レーベルや個人プロジェクトでボーダーレスな表現を加速させていった。
この組織の枠にとらわれない柔軟な働き方は、作品選びの質を一段と引き上げた。新垣は従来の「清純派ヒロイン」の殻を破る骨太な映画作品や挑戦的な役に次々と挑み、星野は国内外のトップアーティストとのコラボレーションを重ねている。家庭という安定した港を得たことで、表現者としての攻めの姿勢はむしろ研ぎ澄まされた印象すら受ける。