一般社団法人日本ガス石油機器工業会や消防庁は、安全基準を満たした灯油用ポリタンク(JISマーク認証)の使用を強く義務付けている。東日本で主流の赤色、西日本で一般的な青色など色に地域差はあるものの、共通項は「遮光性」と「気密性」の担保にある。水用として売られている半透明の白色ポリタンクに灯油を入れる行為は、素材の劣化を早めて亀裂破損を招くため絶対に避けなければならない。
保管場所の選定も防災上の最重要課題だ。直射日光が当たる屋外や高温になるベランダへの放置は、容器の内圧を高めて変形を招くだけでなく、灯油そのものの熱劣化を急速に進める。雨風と紫外線を遮る冷暗所に保管し、キャップはゴムパッキンが密着するよう確実に締め込む必要がある。