ネット上では時折、「TOHOシネマズが秋田市内に別館で復活するのではないか」という再開の噂が囁かれます。しかし、興行業界の動向を追う限り、東宝直営シネコンとしての秋田再進出計画は具体化していません。秋田市内のシネコン需要は、郊外型モールに位置するイオンシネマ秋田と、駅前型のALVEシアターという2極体制で安定しているためです。
かつて秋田の映画文化を語る上で欠かせない存在だったのが、秋田フォーラス(現・秋田オーパ)地下で営業していた「秋田シネマパレ」でした。シネマパレはコアな名作やミニシアター系作品を中心に上映し、2014年の閉館時には多くの映画ファンが惜しみました。シネマパレのディープな映画愛と、旧TOHOシネマズ秋田が持っていたエンタメ性の両方を、現在のALVEシアターが少しずつ継承し、独自のプログラムを組んでいる点も評価されています。