黄色い帽子のおじさんの温厚で知的なキャラクター像を決定づけているのが、日米の実力派声優陣による名演技です。
日本国内で最も親しまれているNHK Eテレのテレビアニメ版で声を担当しているのは、俳優・声優の原康義(はら やすよし)さんです。劇団文学座に所属する原さんの包容力あふれる低音ボイスと落ち着いた語り口は、おじさんの知性と父親のような温かさを見事に表現しています。一方、2006年の映画版では、声優界のトップランナーである山寺宏一さんがテッド役を演じ、若々しくユーモアあふれる青年像を好演しました。
原語版(アメリカ)に目を向けると、映画版では人気コメディ俳優のウィル・フェレル(Will Ferrell)がコミカルかつ情緒豊かに演じ、テレビアニメシリーズでは数々のアニメ賞を受賞しているベテラン声優のジェフ・ベネット(Jeff Bennett)が担当し続けています。どのキャストも、おじさんの持つ「揺るぎない優しさと品の良さ」を核として演じ分けています。