現在の松戸駅前店を牽引するのは、名門・神保町店などで長年研鑽を積み、新潟店の立ち上げにも深く関わった実力派の三代目店主です。2015年の代替わり以降、先代までの非乳化・微乳化傾向から一変し、スープの粘度とコクを極限まで高めた「ヘビー級ド乳化路線」へと舵を切りました。
寸胴で大量の豚骨と背脂を長時間激しく炊き込み、醤油ダレ(カエシ)のキレと動物系エキスのまろやかさが完全に一体化したスープは、レンゲを入れた瞬間にその重厚さが伝わります。一口啜れば、濃厚な豚の旨味と上質な脂の甘みが口内を満たし、松戸特有の低加水・平打ち自家製極太麺がスープを余すことなく持ち上げます。
さらに特筆すべきは、巨大な塊肉として鎮座する「豚(チャーシュー)」のクオリティです。腕肉を中心に柔らかく煮込まれた肉塊は、繊維がホロホロと崩れるジューシーさを誇ります。豚好き垂涎の「豚増し(小豚・大豚)」は非常に人気が高く、昼の部・夜の部ともに早い段階で売り切れ(券売機のランプが消灯)となるケースが珍しくありません。