SNSや大手掲示板、ファンコミュニティでチケット発券後に飛び交うのが、「スタンド席の後ろの方だけど肉眼で見えるのか」「アリーナ席の後方は埋もれるのではないか」といった視界に関する不安です。実際の鑑賞環境について、現地取材と参加者の体験談からリアルな実態を検証します。
大阪城ホールのスタンド席は、すり鉢状のすり鉢形状を採用しており、AブロックからNブロックまでの円周上に配置されています。特筆すべきはその傾斜角度です。前列から最後列(最大22列)にかけてしっかりとした段差が設けられているため、前の人の頭が視界を遮りにくく、「スタンド席でも想像以上によく見えた」という評判が数多く寄せられます。
「スタンド18列目だったので絶望していましたが、会場に入ると傾斜が急で視界が完全に抜けていて驚いた。双眼鏡さえあれば表情までバッチリ捉えられた」(SNS上の参加者レビューより)
一方で、ファンの間で評価が真っ二つに分かれるのが「アリーナ席後方ブロック」です。大阪城ホールのフロアは本来スポーツ競技にも使われる完全フラットな構造のため、アリーナ席には一切の段差がありません。仮にパターンBでアリーナ席が50列〜60列まで設置された場合、後方席(40列目以降)に座ると、前方の観客の身長や頭輪によってステージ上の本人がまったく見えない「埋もれ問題」が頻発します。
「アリーナ席当選」の文字に歓喜したものの、当日は大型モニターしか見えず、アンコール時に「これなら段差のあるスタンド席前列のほうが数倍楽しめた」と悔やむ声は少なくありません。花道が中央まで伸びてくる演出であれば救いがありますが、エンドステージ固定の構成では、アリーナ後方は肉眼鑑賞において最も過酷なエリアになり得るのが現場の実態です。