桂駅での住まい探しにおいて、最も慎重に見極めるべきポイントが「東口」と「西口」の明確な地域特性の違いです。同じ駅でありながら、改札を出る方向によって街の表情、地形、交通インフラの性格が大きく異なります。
駅西口は、昭和後期から平成にかけて計画的に整備された住宅街への玄関口です。ペデストリアンデッキが整備され、駅直結のバスターミナルからは洛西ニュータウン、桂坂、京都大学桂キャンパス方面へと向かう京都市営バスおよび京阪京都交通の路線が網の目のように発着しています。桂駅バス乗り場案内の表示に従えば迷うことなく各方面の乗り場へアクセスでき、西山の丘陵地帯に広がる大規模住宅地へのハブとして機能しています。整然とした街並みと文教的な雰囲気が色濃い反面、駅から離れるにつれて西向きの上り坂が急になる地理的特徴を持っています。
対照的に駅東口は、古くからの歴史ある商店街や住宅地が広がる下町情緒あふれるエリアです。桂川方面や国道9号線、久世方面へのアクセスに優れており、平坦な地形が続くため自転車での移動が極めて容易です。昔ながらの個人商店や地域密着型の飲食店が多く残る一方、道路幅員が狭い箇所が点在し、朝夕の車両通行には注意を要します。また、桂駅駐車場料金の相場を見ると、東口側のコインパーキングは24時間最大600円〜800円前後と、西口側(800円〜1,000円前後)に比べてやや割安に設定されている傾向があり、パークアンドライドの観点でも使い勝手に違いが見られます。