子供3人の理想年収は?600万無理説と1000万カツカツの真相

子供3人の理想年収は?600万無理説と1000万カツカツの真相

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子供3人世帯の家計を直撃する最大の難所は、子供たちが中学・高校・大学へと同時に進学する「教育費ピーク期」です。末子が中学に入学し、第1子が大学、第2子が高校に在籍する約6〜8年間は、家計から凄まじいスピードで現金が流出します。

文部科学省の「子供の学習費調査」や各種大学データをもとに子供3人の教育費総額ピーク時の実態を算出すると、オール公立ルートでも3人合計で約3000万〜3500万円、大学のみ私立文系の場合は約4000万円、3人とも中学から私立へ通った場合は6500万円を超縮します。以下は、年収帯ごとにシミュレーションした子供3人家庭のリアルな生活費内訳と家計バランスの比較表です。

項目・収支(月額換算)世帯年収600万円(手取り約33万)世帯年収850万円(手取り約45万)世帯年収1100万円(手取り約58万)住居費(家賃・ローン)9.0万円(郊外賃貸/中古戸建)13.0万円(近郊分譲/戸建)21.0万円(都内駅近分譲マンション)食費・日用品費8.5万円(自炊徹底・業務スーパー活用)11.0万円(週末外食含む)14.0万円(デリバリー・成城石井等利用)光熱水道・通信・保険5.0万円(格安SIM・掛け捨て保険)6.0万円(大手サブブランド等)7.5万円(キャリア回線・手厚い民間保険)子供教育費・習い事5.5万円(公立小中+通信教育/厳選塾)9.0万円(公立中高+集団指導塾)22.0万円(私立中高学費+個別指導塾)車両維持・雑費・小遣い3.0万円(軽・普通車1台維持)4.5万円(ミニバン1台維持)6.5万円(欧州車・高級ミニバン)毎月の実質貯蓄余力+2.0万円(+児童手当を全額貯蓄)+1.5万円(+ボーナス大半を貯蓄)-13.0万円(赤字分をボーナスで補填)編集部の総括評価公立前提+国の支援活用で十分成立最もバランス良好だが油断は禁物固定費過多で「教育破綻」のリスク大

表が示す通り、年収1100万円世帯は月々のキャッシュフローが赤字に転落し、ボーナスを生活費の穴埋めに充てているのが実態です。一方で年収600万円世帯は、住居費と教育費の「身の丈」を徹底的にコントロールしているため、毎月の収支バランスが崩れにくい構造になっています。

松本 悠斗
著者

松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。