インターリーグの仕組みを理解する上で極めて重要なターニングポイントとなったのが、MLBが2023年に断行した「バランス・スケジュール(Balanced Schedule)」の大刷新です。この対戦方式は2026年最新スケジュールにおいても完全に定着しています。
かつてのMLBは同一地区内の対戦が過半数を占め、インターリーグの試合数は年間20試合程度に留まっていました。しかし、最新のMLB公式日程ではレギュラーシーズン全162試合のうち、46試合がインターリーグとして割り振られています。
その内訳とマッチメイクの構造は、極めて緻密に設計されています。
- 同都市・近隣ライバル対決(計4試合):ヤンキース対メッツ、ドジャース対エンゼルスといった地理的なライバル関係にある特定球団と、ホーム2試合・アウェー2試合の計4試合を実施。
- その他の異リーグ14球団との対戦(計42試合):ライバル球団を除く相手リーグの全14球団と、各カード3連戦(計42試合)を消化。
これにより、「メジャーリーグ全30球団が、毎年必ず他の29球団すべてと対戦する」という公平なシステムが確立されました。3連戦の開催地(ホームアンドアウェー)は年ごとに交互に入れ替わるため、どの球団の本拠地であっても、2年に1度は相手リーグの全スター選手を生で観戦できる環境が担保されています。