《ジョリー・ザ・ジョニー》が当時の競技環境に与えたインパクトは、単なる大型フィニッシャーの登場という枠組みを遥かに超えていました。コスト7、パワー19999という破格のスタッツに加え、登場時にプレイヤーたちを驚愕させたのが「マスター・W・ブレイカー」と「エクストラウィン(特殊勝利)」の凶悪な噛み合いです。
マスター・W・ブレイカーは、シールドをブレイクする際に相手の手札へ送らず「墓地に置く」シールド焼却効果を持ちます。この能力により、相手のシールド・トリガーによる逆転の芽を摘み取りながら相手のリソースを枯渇させることが可能でした。しかし、このカードの真骨頂はそこにとどまりません。
最大の脅威は、「相手のシールドがなく、相手のクリーチャーが1体もいなければゲームに勝利する」という攻撃時テキストです。通常のダイレクトアタックであれば、《終末の時計 ザ・クロック》や各種S・トリガー、あるいは《ボルシャック・ドギラゴン》などの革命0トリガー、《光牙忍ハヤブサマル》に代表されるニンジャ・ストライクによって阻止されるリスクが常に付きまといます。しかし、《ジョリー・ザ・ジョニー》のエクストラウィンはアタックトリガーであるため、相手の受け札の発動タイミングより前にゲームそのものを強制終了させます。この「受けを許さない絶対的なフィニッシュ性能」こそが、デュエマの歴史を変えたと言われる所以です。