誰でも一度は手にしたことがある「15cm×15cmの標準折り紙」。この1枚からハサミやのりを使わずに立体的なフォルムを生み出す基本モデルが、昔ながらの伝承折り紙である「風船うさぎ」です。立体うさぎの折り紙を簡単かつスピーディーに楽しむための基本フローと、最大の関門である「膨らませる工程」を失敗しないプロの技術を整理しました。
制作手順は大きく分けると、「三角の基本形(水木・風船基本形)の形成」「耳と顔の折り込み」「底面からの空気注入」「耳の成形」という4段階で進行します。折り紙でうさぎの立体を1枚で折る際、初心者が最も失敗しやすいのが最後の膨らませるステップです。口をつけて勢いよく息を吹き込んでも紙が固くて膨らまない場合、原因は「折り筋の甘さ」と「空気の抜け道」にあります。
折り紙のうさぎを立体的にふくらます決定的なコツは、息を入れる直前の段階で、底面の吹込口周辺と背中側の折り目を指先で軽く揉んでほぐしておくことです。さらに、吹き込む際は頬を膨らませて一気に「フッ」と短い呼気を送り込むのがポイントです。肺活量に自信がない高齢者や子どもの場合は、先端を少し切り落とした細めのストローを吹込口に差し込んで息を送ると、紙に唾液が付着してふやける事故を防ぎつつ、少ない呼気でも綺麗な球体に膨らみます。