配給・製作パートナーシップの面でも、映画界に新たな金字塔が打ち立てられた。日本映画界の牽引役である東宝株式会社と、革新的な作家性で世界を熱狂させ続ける気鋭のスタジオA24が本格タッグを組んだのだ。この座組が手掛けるのは、従来の枠にはまらない生々しくも美しい青春ドラマである。
思春期の痛み、疾走感、そしてアイデンティティの葛藤。東宝株式会社が培ってきた普遍的なストーリーテリングの力と、A24のエッジの効いた審美眼が見事な調和を見せている。青臭い感傷を排し、現代を生きる若者のリアルな息遣いを切り取った映像美は、観る者の感情を強く揺さぶるに違いない。