手足口病は子どもの病気と思われがちですが、免疫を持っていない大人が感染すると子どもよりも重症化しやすいことが知られています。
大人の手足口病の経過には、以下のような特有の過酷さがあります。
1. 39〜40度近い突発的な高熱と激しい悪寒
発症初期にインフルエンザ並みの強い倦怠感や関節痛、高熱に襲われるケースが多発します。
2. 足の裏の発疹による激痛と歩行困難
足裏全体に硬く芯のある水疱が密集し、床に足をつけるだけで針を踏んだような激痛が走ります。トイレに歩くことすら困難になり、数日間寝たきりに近い状態になる大工やデスクワーカーの体験談が後を絶ちません。
3. 手指の発疹による作業不能
指先や手のひらの水疱が腫れ上がり、ペンを握る、スマホをタップする、パソコンのキーボードを打つといった日常動作が激痛で不可能になります。
大人の場合も根本的な抗ウイルス薬はなく、解熱鎮痛剤(アセトアミノフェンやロキソプロフェンなど)を対症療法として使いながら、1週間から10日前後の療養期間を耐え凌ぐ必要があります。