どのような養育態度が、子どもを「偽りの良い子」に追い込んでしまうのでしょうか。多くの親は悪気なく、むしろ熱心な教育熱心さから子育てのNG行動を重ねています。
最も危険なのは、親の愛情が無意識のうちに「条件付き」になっているケースです。「テストで良い点を取ったら褒める」「弟や妹に優しくできたら認める」「泣かずに我慢できたら偉い」といった関わり方は、裏を返せば「成果を出せない、我慢できないお前には価値がない」というメッセージとして子どもに届きます。
また、「あなたのためにこれだけ苦労している」「お母さんを悲しませないで」といった感情的な脅迫(エモーショナル・ブラックメール)も、子どもから反抗する権利を奪います。親を失望させることへの罪悪感が、子どもの本音の自己主張を完全に封じ込めてしまうのです。