アデノイド顔貌は自力で治る?舌の位置改善と大人も変わるトレーニング法

アデノイド顔貌は自力で治る?舌の位置改善と大人も変わるトレーニング法

アデノイド顔貌は自力で治る?舌の位置改善と大人も変わるトレーニング法について見逃せない 理由を厳選して解説いたします。

「アデノイド顔貌は自力で治せるのか」という疑問に対する結論は、「成長期の子どもであれば骨格誘導を含めた根本改善が可能だが、大人は骨格そのものを変えることはできず、筋肉や脂肪組織の引き締めによる外見の改善にとどまる」となります。

そもそもアデノイド顔貌とは、咽頭扁桃(アデノイド)の肥大やアレルギー性鼻炎などによって鼻呼吸が妨げられ、長期間にわたる「口呼吸」を続けた結果として生じる特徴的な顔つきを指します。常に口が開いていることで舌の位置が下がり(低位舌)、上顎骨の横幅が狭く成長するとともに、下顎が後下方へと回転しながら成長してしまいます。その結果、下顎が引っ込み、上唇がめくれ上がり、面長で締まりのない口元が形成されます。

12歳〜15歳頃までの成長期であれば、耳鼻咽喉科でのアデノイド切除術や耳鼻科的治療で鼻腔通気度を確保し、口腔筋機能療法(MFT)で正しい嚥下や舌のポジションを身につけさせることで、正しい骨格成長へと軌道修正することができます。しかし、骨癒合が完了した成人の骨格は、自力トレーニングやマッサージの力だけで骨の長さや位置を変えることは構造上できません。

それでも大人が自力ケアを行う意味は大きく2点あります。1つは「舌骨周囲筋や口輪筋のたるみを引き締め、埋もれていたフェイスラインを浮き上がらせること」、もう1つは「口呼吸による口腔乾燥、歯周病、いびき、将来的な顔のたるみ進行を食い止めること」です。骨は動かなくとも、軟部組織(筋肉・皮下組織)のコンディションを整えることで、外見上の印象は大きく変わります。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。