肘の周辺には、腕や肩の筋肉を緩め、炎症物質の排出を促す重要な経絡(けいらく)が集中しています。ここでは、肘痛に高い実績を持つ4大ツボの位置と押し方を詳しく紹介します。
1. 曲池(きょくち)
肘の外側・前面に位置する大腸経の代表的なツボです。肘を直角に深く曲げたときにできる外側の横じわの先端(親指側の端)のくぼみにあります。腕全体の血行を促し、テニス肘による外側の痛みや腕の重だるさを緩和する定番のポイントです。
2. 手三里(てさんり)
曲池から手首に向かって指の幅3本分(約4〜5cm)下がったところ、前腕の筋肉が最も盛り上がる部分にあります。押し方のコツは、反対側の手の親指を当て、前腕の骨(橈骨)に向かって垂直に「イタ気持ちいい」強さで3〜5秒かけてゆっくり押し込み、5秒キープしたあと徐々に力を抜きます。デスクワークで腕の筋肉がガチガチに張っているときに著効を示します。
3. 尺沢(しゃくたく)
肘の内側、腕を軽く曲げたときに中央に浮き出る太い腱(上腕二頭筋腱)の親指側のくぼみに位置します。肺経に属するツボで、肘前面の筋緊張をほぐし、肘を伸ばしたときの突っ張り感や痛みを抑える効果があります。
4. 少海(しょうかい)
肘を曲げたときにできる内側の横じわの端と、肘の内側の骨の出っ張り(内側上顆)の中間にあります。心経に属し、ゴルフ肘に代表される肘内側の痛みや、腕の内側のこわばりを鎮めるのに極めて有効です。