関門海峡花火大会を訪れる観覧客が最初に直面する最大の疑問が、「福岡の門司側と山口の下関側、どちらで観るべきか」という選択です。結論から言えば、レトロな街並みと音楽花火の華やかさを重視するなら門司側、火薬量と尺玉・水中花火のダイナミックな爆風を体感したいなら下関側が適しています。
門司港レトロ地区を抱える門司側は、大正ロマンの風情ある景観と美しくシンクロする音楽花火や、西日本最大級の大玉連発が目玉です。一方、下関側(あるかぽーと・カモンワーフ周辺)は、名物の「一尺五寸玉(15号玉)」の打ち上げや、海面で扇状に開く水中花火など、視覚と聴覚の衝撃波をダイレクトに浴びる豪快なプログラムが組まれています。
両岸ともに主要な観覧エリアは有料席チケット(特別協賛席・環境整備協力席)の導入が年々拡大しています。無料観覧エリアは年々縮小傾向にあり、打ち上げ直前に行っても視界が遮られる場所しか残っていないケースが大半です。落ち着いて大迫力の花火を堪能したい場合は、6月中旬から7月にかけて各プレイガイドで販売される有料席チケットを確保するのが賢明な選択と言えます。