Q1:子宮脱になったら、性生活やウォーキングなどの運動は諦めなければなりませんか?
A1:諦める必要は全くありません。軽症であれば骨盤底筋を意識しながらのウォーキングはむしろ推奨されます。また、腹腔鏡下手術(LSC)を選択すれば膣の長さや柔軟性が温存されるため、術後の性生活を再開することも十分に可能です。ただし、重量挙げなど極端に腹圧がかかる激しい筋トレは避け、専門医と相談しながら活動レベルを調整してください。
Q2:ペッサリーリングはずっと体内に入れたままでも問題ないのでしょうか?
A2:長期間の完全放置は厳禁です。リングを長期間入れたまま受診を怠ると、膣壁の組織にリングが食い込み、粘膜が癒着して摘出困難になる「埋没」という重大な事故につながります。必ず医師の指示に従い、2〜3か月ごとに医療機関で交換・洗浄を行うか、毎日自分で着脱するセルフケアの指導を受けてください。
Q3:出産経験が一度もない若い女性でも子宮脱を発症することはありますか?
A3:極めて稀ですが、発症する可能性はあります。出産は骨盤底筋を損傷する最大の要因ですが、生まれつき結合組織(コラーゲン)が脆弱な体質の方や、重い荷物を毎日運ぶ重労働に従事している方、激しい慢性便秘で毎日何分間もいきみ続けている方などは、未経産婦や若年層であっても子宮脱を起こす臨床報告が存在します。