自動車メディアの走行テスト検証や中古車大手各社が公開するユーザーリサーチを集約し、ロードノイズ、段差通過時のいなし、シートのホールド性能を総合評価した乗り心地が良い軽自動車ランキングをお届けします。選定にあたっては、短時間の街乗りだけでなく、時速80〜100kmで高速道路を走った際の疲労度を重視しました。
第1位に推すのは日産サクラです。床下に総電力量20kWhのリチウムイオンバッテリーを敷き詰めた設計は、低重心化という物理的アドバンテージを車体にもたらしました。ガソリンエンジンの爆発・吸排気音が存在しないため、日産サクラ静粛性EVの優位性は、同排気量帯のコンパクトカーをはるかに凌駕しています。モーター特有の滑らかなトルク立ち上がりにより、発進時のギクシャク感が皆無である点も高評価の根拠です。
第2位は軽乗用車の絶対王者、ホンダN-BOXです。現行型ではフロントのサスペンションマウント剛性を高め、ショックアブソーバーの減衰特性を徹底的にリセッティングしました。取材現場でホンダN-BOX乗り心地評判を検証した際も、「マンホールを乗り越えた際の余韻が1発で収まる」とテスター陣の意見が一致しました。ルーフライニングの吸音材を増やしたことで、雨天時の雨だれ音まで効果的に遮断しています。
第3位にランクインした三菱デリカミニは、スーパーハイトワゴンにありがちな「背が高くてフワフワする」弱点を、専用チューニングされた大径ショックアブソーバーと外径の大きな165/60R15タイヤ(4WDモデル)で解消しました。砂利道や荒れた舗装路での凹凸追従性は、軽自動車トップクラスの懐の深さを誇ります。
第4位のスズキ・スペーシアは、新プラットフォーム「HEARTECT」の熟成と、後席に備えられたマルチユースフラップ(オットマン機能)が乗員の体圧分散に貢献。第5位のダイハツ・タントはDNGA骨格の採用によってピラーレス構造(ミラクルオープンドア)でありながら高剛性をキープし、しなやかな足さばきを見せています。