みかんを種から育てる全真相!実がならない・まずい噂の科学的真実に関する深掘り解説を分かりやすく解説いたします。
果樹栽培のプロフェッショナルたちが種からではなく「苗木」から栽培を開始するのには、商業的にも栽培環境的にも圧倒的な合理性があります。種から育てた実生苗と、接ぎ木によって生産された市販苗の違いを客観的数値で比較すると、その差は歴然です。
項目実生苗(食べた種から栽培)市販の接ぎ木苗(一般流通品)編集部の見解・評価みかん実生苗結実年数8〜15年(環境次第ではそれ以上)2〜3年実生は幼若相の打破に長期を要し、ベランダ栽培では収穫前の挫折率が高い。果実の品質安定性不確定(酸味が強くなるリスク高)確定(親品種と100%同一の味)美味しい果実の収穫を第一目的とするなら、接ぎ木苗一択となる。トゲの有無と樹勢鋭く長いトゲが多数発生、樹勢が強大トゲが少なく樹高が抑えやすい実生苗は野生防衛本能で強いトゲを出すため、手入れ時のケガに注意が必要。初期導入コスト0円(食べた果実の残余)1,500円〜3,500円程度初期投資ゼロでスタートできるため、実験的な園芸や知育としての価値は絶大。
市販の苗木は、強靭な根を持ち耐病性に優れた「カラタチ」などの台木に、成熟した優良品種の枝を接ぎ木して生産されます。これにより幼若相がすでに解除された状態からスタートできるため、植え付け後わずか数年で開花します。対する実生苗は、根から枝葉に至るまで自己形成しなければならず、樹高が2〜3メートルを超えて成木に達するまでみかん種から育てる実がならない理由を抱え続ける構造になっています。