Q1:大腸憩室炎の痛みは何日くらいで治まりますか?
A1:軽症で早期に適切な抗生剤治療や腸管安静(絶食または消化の良い食事)を開始した場合、通常は2〜3日で痛みのピークを越え、5〜7日程度で鈍痛も軽快します。ただし、放置したり市販の痛み止めを飲んで無理を重ねたりした場合、炎症が進行して1週間以上激痛が続き、穿孔などの命に関わる合併症を引き起こすリスクが高まります。
Q2:大腸憩室炎はお腹の右側が痛むこともあるのですか?
A2:はい、右側が痛むケースも非常に多く見られます。特にアジア人や日本人においては、盲腸や上行結腸など右側大腸の憩室保有率が依然として高い傾向にあります。右下腹部が激しく痛む場合、急性虫垂炎(盲腸)と症状が酷似するため、自己判断せず医療機関で腹部造影CT検査を受けて正確に鑑別することが不可欠です。
Q3:大腸憩室炎と診断されたら、必ず入院しなければいけませんか?
A3:必ずしも全例が入院となるわけではありません。全身状態が良好で、37.5℃以下の微熱、血液検査上の炎症反応(CRP値)が軽度であり、かつ自宅で水分摂取と経口抗生剤の服用が可能な軽症例であれば、通院による外来治療が選択されることもあります。ただし、経口摂取が困難な激痛がある場合や38℃以上の発熱、画像検査で周囲への炎症波及が疑われる場合は原則入院となります。
Q4:一度治った後、痛みを再発させないために日常生活で気をつけるべきことは?
A4:再発予防の鍵は「便秘の完全解消」と「腸内圧の低減」です。急性期が過ぎて腸が落ち着いた後は、水溶性・不溶性の食物繊維を意識して摂取し、1日1.5L以上の水分を補給してください。また、肥満や喫煙は憩室炎の重大な危険因子であることが近年のエビデンスで確立されています。適度な有酸素運動を習慣化し、便意を我慢しない規則正しい排便リズムを整えることが最大の防御策となります。