健診で肝臓の数値が高い原因とは?酒を飲まない人の盲点と改善策

健診で肝臓の数値が高い原因とは?酒を飲まない人の盲点と改善策

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「ビールも日本酒も一滴も口にしないのに、健診で『脂肪肝の疑い』と書かれた」――この現象に直面する人の大半は、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)、医学界の最新呼称で言うMASLD(代謝機能障害関連脂肪性肝疾患)に該当します。

アルコールを摂取しなくても肝臓に脂肪が蓄積する主因は、炭水化物と脂質の過剰摂取、とりわけ「果糖(フルクトース)」の過剰摂取です。清涼飲料水や果汁ジュース、菓子類に多用される「果糖ブドウ糖液糖」は、小腸でインスリンを介さずに直接肝臓へ運ばれます。肝臓はこの急激に流れ込んできた果糖を代謝しきれず、中性脂肪として細胞内にそのままため込んでしまいます。

体型が細身であっても安心はできません。内臓周囲に脂肪がつきやすいアジア系の遺伝的体質や、筋肉量の少なさが代謝障害を後押しする「隠れ肥満型脂肪肝」が20代〜40代の男女の間で急増しています。運動不足で筋肉のインスリン感受性が落ちると、余剰エネルギーの逃げ場が肝臓しかなくなり、フォアグラのように中性脂肪が肝細胞の30%以上を占領してしまうのです。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。