有原航平が日本ハムの屋台骨を支えたエースであったことは、球団史に刻まれた揺るぎない事実です。早稲田大学から2014年ドラフト1位で入団すると、1年目から8勝を挙げてパ・リーグ新人王を獲得。切れ味鋭いカットボールと多彩な変化球、卓越した制球力を武器に、瞬く間に先発ローテーションの柱へと成長を遂げました。
とりわけ圧巻だったのが2019年シーズンです。15勝8敗、防御率2.46という堂々たる数字を残し、自身初となる最多勝利のタイトルを戴冠。日本ハム在籍6年間で通算60勝を積み上げ、チームを名実ともに牽引しました。
そんな有原の長年の夢がメジャーリーグ挑戦でした。球団側はエースの強い意志を尊重し、2026年オフにポスティングシステムの利用を容認。球団に譲渡金を残す形での円満な挑戦であり、北の大地のファンも「世界で通用する姿を見せてほしい」と温かい拍手で送り出しました。