番組全体の数字を押し上げる最大の起爆剤として機能し続けてきたのが、日曜夜のフィナーレに組み込まれるチャリティーマラソンです。チャリティーマラソンのランナーと視聴率には明確な相関があり、日本武道館(または両国国技館)のゴール目前となる20時台後半は、毎年驚異的な跳ね上がりを見せます。
過去の記録を紐解くと、1995年に神戸から走った間寛平が記録した37.2%、2002年の西村知美の40.4%、そして2007年に萩本欽一が打ち立てた43.9%という瞬間最高記録は、テレビ史に刻まれる特筆すべき数値です。近年でも、2018年にトライアスロン形式に挑んだみやぞんが34.7%、2026年に児童養護施設支援を掲げて走ったやす子がゴールを果たした瞬間には25.4%の世帯視聴率を記録しました。
放送現場の関係者は「どれだけ事前番組や日中のパートで苦戦しても、マラソンのゴール演出と『サライ』の大合唱が重なるラスト30分で一気に数値を跳ね上げる。これが24時間テレビの鉄板の方程式だった」と明かします。しかし一方で、ランナーの疲労や体調リスクに対する世間の視線は年々厳しさを増しており、過度な負荷をかける長距離走行企画への疑問も根強く存在しています。