大相撲の歴史を彩る記録の中で、ファンの記憶に強く刻まれているのが「最年少優勝」と「初土俵からの最速優勝」の記録です。
幕内最高優勝の最年少記録は、貴花田(後の横綱・貴乃花)が1992年1月場所に樹立した「19歳5ヶ月」です。当時前頭2枚目だった貴花田は、14勝1敗の好成績で初優勝を飾り、日本中に若貴旋風を巻き起こしました。この19歳5ヶ月という大記録は、昭和・平成・令和を通じても破られていない不滅の金字塔です。
一方、近年の相撲界で歴史を大きく塗り替えたのが「所要場所数の最速記録」です。学生相撲出身の実力者が増える中、大の里は初土俵からわずか7場所で幕内最高優勝を果たし、昭和以降の最速記録を更新しました。さらに尊富士が110年ぶりとなる新入幕初優勝を果たすなど、スピード記録の分野では令和の若手力士たちが相撲界の常識を覆し続けています。