世界市場で最も競争が激化しているゾーンがCセグメント(全長4,200mm〜4,500mm程度)およびDセグメント(全長4,500mm〜4,800mm程度)だ。実用性と居住性、走りの質感を兼ね備え、ファミリー層からビジネスユースまで幅広い需要をカバーする。
かつてハイブリッドの象徴として世界を席巻したトヨタ・プリウスは、TNGA(Toyota New Global Architecture)による低重心化と洗練されたデザインでCセグメントの主役であり続けている。前会長の豊田章男氏が主導した走りの改革は、実用車とされてきた同クラスの概念を劇的に塗り替えた。
対するDセグメントでは、エロン・マスク氏率いるテスラが投入したテスラ・モデル3がEV市場を強烈に牽引する。圧倒的なソフトウェア更新機能と加速性能で既存のプレミアムセダンを脅かし、世界の自動車産業におけるセグメントの力学を根本から変えた。