犯人グループの暗躍と並行してドラマを熱く焦がすのが、追う側の執念だ。事件の真相を解明すべく執拗な捜査を続ける警視庁の捜査員たちと、一歩先を行く犯罪組織との化かし合い。この緊迫した心理戦と情報戦こそが、上質なクライムサスペンスとして世界中で評価された理由にほかならない。
法の番人として立ちはだかる捜査官たちの葛藤、組織内部での思惑の交錯、そして裏切り。一瞬の油断が命取りとなる極限状態の中で繰り広げられる攻防は、観る者の呼吸を止めるほどのスリルを提供する。狡猾な罠を仕掛ける詐欺師たちと、それを追いつめる警察のデッドヒートから目が離せない。