かぐや姫と帝はなぜ結ばれなかった?不死の薬を燃やした切なすぎる真相

かぐや姫と帝はなぜ結ばれなかった?不死の薬を燃やした切なすぎる真相

かぐや姫と帝はなぜ結ばれなかった?不死の薬を燃やした切なすぎる真相の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。

Q1:かぐや姫は帝に対して本当に恋愛感情を抱いていたのでしょうか?
A1:現代的な「恋人同士の熱烈な情熱」とは趣が異なりますが、深く高潔な恋愛感情・魂の親愛を抱いていたことは間違いありません。翁や貴公子たちを拒絶し続けた姫が、唯一3年間も和歌のやり取りを続け、羽衣で感情を失う直前の一瞬に帝を「あはれ(切なく愛しい)」と思い返し、極秘の不死の薬を託した事実が、何よりの証拠です。

Q2:帝が不死の薬を富士山で燃やしたのはなぜですか?
A2:かぐや姫のいない現世で永遠の命を得ても何の意味もないという、究極の哀惜と純愛の告白です。また、日本で最も天(月)に近い富士山の頂で燃やすことによって、自分の悲しみの煙を月のかぐや姫のもとへ届けたいという、帝の最後の祈りでもありました。

Q3:なぜジブリ映画版の帝は、ネット上で「顎(アゴ)」などとネタにされているのですか?
A3:2013年公開の高畑勲監督作品『かぐや姫の物語』において、帝のビジュアルが鋭利な輪郭で描かれ、さらに当時の勘違い貴族的な傲慢さ(背後からの強引な抱擁など)が強調されていたため、観客の間で強烈なインパクトを残しミーム化しました。しかし古典の原作後半における帝は、自らの非を悔い、文通を通じて誠実に対話を紡ぎ、薬を拒絶して愛を貫く極めて高潔な人物として描かれています。

前田 葵
著者

前田 葵

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。