世界の標準的な用紙サイズ規格を定めているのが、ISO 216規格プロジェクトだ。この規格化の起源は20世紀初頭のドイツに遡る。物理学者でありエンジニアでもあったヴァルター・ポルストマンが提唱した合理的な用紙サイズの体系が、現在の国際標準化機構 (ISO) による国際標準の基盤となった。
A判サイズの最大の特徴は、白銀比 (ルート2矩形) と呼ばれる1対1.414...の縦横比を採用している点にある。この黄金の比率によって、紙を半分に折りたたんでも常に同じ縦横比が維持される。面積が1平方メートルの「A0」サイズを基準とし、それを半分に裁断し続けることでA1、A2、A3、そして最も身近なA4へと寸寸無く縮小されていく仕組みだ。日本国内においても、日本産業規格 (JIS) がこの規格を標準採用し、社会インフラとしての用紙サイズ規格を支えている。