地方創生の現場でも、このトレンドが大きな実を結び始めている。茨城県や鹿児島県をはじめとする芋の銘柄産地では、従来の硬い印象の特産品アピールから脱却し、親しみやすいキャラクター風の描画を取り入れたブランディングへシフト。これが功を奏している。
例えば、ある過疎地域の農家グループが売り出した「蜜芋バター」。素朴なタッチで描かれた焼き芋のカットイラストをラベルに採用したところ、ECサイトでの売上が前年比300%に急増。ふるさと納税の返礼品としても若年層からの寄付が殺到した。「地域のこだわりや温かさが、一枚のグラフィックを通してダイレクトに伝わった」と、担当者は手応えを語る。