インターネット上のQ&Aサイトや一部のまとめ記事では、「スプレー缶に火気厳禁の炎マークが付いているものは引火性ガスだから飛行機には一切載せられない」という誤った情報が散見されます。しかし、これは明確な誤解です。
多くのヘアスプレーには、高圧ガス保安法に基づき「火気と高温に注意」「高圧ガス:LPG / DME」という表示や炎のピクトグラムが記載されています。国土交通省の危険物基準告示では、「化粧品類及び医薬品類(引火性液体・高圧ガスを含むもの)」について、1容器0.5L(kg)以下であれば危険物輸送の適用除外とする明確な規定が設けられています。
つまり、「引火性ガスを含んでいるからダメ」なのではなく、「化粧品用途であり、既定の容量と誤作動防止策を満たしていればOK」というのが正しい法的判断です。ただし、同じ炎マークが付いていても、除菌用アルコールスプレーでアルコール濃度が70%を超える高濃度品や、工業用潤滑スプレー、キャンプ用の可燃性ガス缶などは厳格に禁止されているため、用途の区別を正確に行う必要があります。