大学の二極化が進む中、地方を中心とする中小私立大学が置かれた経営環境は極めて厳しさを増しています。日本私立学校振興・共済事業団の調査でも示されている通り、全国の私立大学の約半数が定員割れに陥っており、学生募集の停止や公立大学への移管、学部統合のニュースが日常化しました。
現在、いわゆるBF(ボーダーフリー)に該当しやすい大学には、いくつかの顕著な特徴が見られます。
- 地方の郊外や交通の便が悪い立地にあり、通学圏内の18歳人口が激減している
- 総合大学ではなく、特定の単科・小規模学部のみで構成されている
- 推薦入試や総合型選抜での入学者が全体の8〜9割以上を占め、一般入試機能が形骸化している
- 外国人留学生の受け入れに過度に依存して定員を維持している
これらの大学では、教育の質を維持すること以前に大学運営そのものの継続が課題となっており、進学先を選ぶ受験生側にとっても「卒業まで母校が存続するかどうか」が現実的なリスクとして浮上しています。