花咲徳栄の名を全国の球児に強烈に植え付けたのは、2017年夏の甲子園だ。埼玉県勢として初となる全国制覇。その勝ち上がり方は、高校野球史に残る異例のものだった。
初戦から決勝までの全6試合で二桁安打を記録。相手投手を打ち崩す「繋ぐ打線」と「圧倒的スイング量」は、甲子園のスタンドをどよめかせ続けた。打撃力だけではない。走塁、守備、投手の継投策まで、すべての歯車が見事に噛み合った結実と言えた。
あの夏から時が流れた現在も、彼らの代名詞である「振る力」は脈々と受け継がれている。対戦相手にプレッシャーを与え続ける攻撃的なスタンスは、徳栄ブランドの骨組みそのものだ。