式場探しで「カタログと実際の印象が違った」という失敗を防ぐため、取材班は現地を精力的に取材した。そこで見えてきたのは、大手ポータルサイトのトップページには露出されにくいものの、圧倒的なロケーションを誇る「隠れた絶景チャペル」の存在である。
たとえば、映画『海街diary』のロケ地を思わせる湘南・鎌倉・葉山エリアの崖上に佇む小規模チャペルや、伊豆半島・沖縄のプライベートビーチ沿いに建つシーサイドチャペル挙式に特化した施設だ。こうした隠れた名所は、引き潮の際にも美しい青澄んだ海が保たれる深層海域に面していたり、西日が直接視界に入らない角度で設計されていたりと、緻密な景観設計が施されている。
一方で、現地取材によって浮き彫りになった罠もある。潮位が下がると泥地やテトラポットが露出してしまう会場や、特定の時間帯に強烈な逆光が差し込み記念写真が全てシルエットになってしまうといった構造的盲点だ。事前の現地見学では、式当日の挙式予定時刻に合わせて見学枠を入れることが致命的に重要となる。