Scp-087吹き抜けた階段の全貌:消えぬ暗闇とDクラスの恐怖

Scp-087吹き抜けた階段の全貌:消えぬ暗闇とDクラスの恐怖

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報告書によると、SCP-087はある大学の敷地内に存在するドアの向こう側に広がっている。扉を開けると、そこには下へと向かって延々と続く階段が存在する。光はわずか数メートル先までしか届かず、どのような強力な照明器具を持ち込んでも、無制限に続く暗闇を照らし出すことはできない。

さらに探査者を追い詰めるのが、地下深くから響く哀切な声だ。幼い子供が助けを求めて泣き叫ぶ声が聞こえるものの、どれほど階段を下りてもその声源との距離は縮まらない。財団は使い捨ての実験要員である「Dクラス職員」を投入し、過去に4度にわたる探索実験を実施した。第1回から第3回までの記録には、極限状態に陥る探査者の心理と、深層部で遭遇する「SCP-087-1」と呼ばれる謎の顔面体が克明に刻まれている。瞳も口孔もないその顔が突如として闇の中に浮かび上がる瞬間、読者の想像力は逃げ場のない恐怖へと叩き落とされるのだ。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。