赤い着物を身にまとい、1984年から40年以上にわたり座布団運びを務める山田隆夫さん。番組改編期が訪れるたびにネット上や一部週刊誌で「山田隆夫がいよいよ降板か」「座布団運び交代説」がまことしやかに囁かれますが、現在もその座を譲る気配はありません。
なぜ交代の噂が絶えず浮上するのか。その背景には、番組全体の進行を若返らせるリニューアル論のほかに、山田さんが不動産投資で莫大な資産を築いているという「アパート経営で潤っているからいつ辞めても困らない」という有名なサイドビジネス事情があります。しかし、制作サイドが山田さんを手放さない理由は明快です。
山田さんの役割は単なる裏方作業にとどまりません。回答者の無理なフリに絶妙なタイミングで飛びかかり、時に突き飛ばされて笑いを生み出す身体を張った芸は、長年の阿吽の呼吸があってこそ成立するもの。大御所落語家たちと対等に突っ込み合える特異なキャラクター性は、替えの利かない唯一無二のポジションとして2026年現在も不動の地位を保っています。