大分市きっての商業エリアとして発展してきた府内町(ふないまち)。府内焼きの歴史は、かつて多くの学生や買い物客で賑わっていたこの街角の店舗や屋台から始まりました。手軽にワンハンドで食べられる軽食として考案されたのがそのルーツです。
名前に刻まれた「府内」は大分城の別名である府内城や、古くからの城下町としての地名に由来しています。かつて放課後に小銭を握りしめて買いに通った世代にとっては、香ばしいソースの香りと共に記憶される「青春のソウルフード」そのものです。時代の移り変わりとともに店舗の形態は変化してきましたが、地元に根付いた食文化のアイコンとして今なお親しまれています。