横書きの手紙は、全体のバランスが視認性に直結します。基本となるレイアウト構成を頭に入れておくことで、誰が読んでも美しく整った印象を与えられます。
便箋における横書きの基本レイアウトは以下の流れで構成します。
1. 宛名の位置:
宛名は「便箋の冒頭(左上)」または「文末(左下)」に配置します。英語の手紙のように冒頭へ「〇〇様」と書くスタイルが一般的ですが、日本の伝統的な手紙の作法に寄せて、本文・結び・日付・差出人を書いた後の最終行(左端)に宛名を記すスタイルも正式な配置として認められています。親しい相手なら冒頭、少し丁寧に仕上げたいなら末尾と使い分けるとスマートです。
2. 改行と段落のルール:
本文の書き始めや段落を変える際は、文頭を1マス空けるのが日本語の標準的な表記ルールです。ただし、メッセージカードやカジュアルな手紙では、あえて行頭を揃えて左詰めにするデザイン重視の書き方も定着しています。どちらを選ぶにしても、1通の中で統一することが重要です。
3. 日付と差出人の位置:
本文を結んだ後、改行して日付は右寄せで記載します(「2026年5月10日」など)。その次の行に、差出人の氏名を右寄せで記入します。宛名を末尾に置く場合は、差出人の次の行に「相手の氏名+敬称」を左寄せで一段大きく書きます。