なぜコストコは、これほど過激な安売りを継続できるのか。その答えは、会員制倉庫型卸売業という特異なビジネス構造にある。同社の営業利益の大部分は、商品の転売マージンではなく、会員が毎年支払う年会費によって支えられている。
利益の土台が会費収入で担保されているからこそ、商品そのものからは過剰な利益を上げる必要がない。さらに、上位ランクであるエグゼクティブ・メンバーシップを活用すれば、年間の購入額に対して最大2%(年間上限あり)のエグゼクティブリワードが還元される。ヘビーユーザーであれば、店頭のマークダウンとリワード還元を組み合わせることで、実質的な仕入れ値を限界まで押し下げることが可能になる仕組みだ。